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2008.09.06 | |
管理人PDoが日々の出来事や思ったこと,時には自分なりの演劇論等を書きつづったりする.
役者としての練習法方法というのはいくらでもあるだろう.私もいろいろやってきたが,今回は,私が考えた..,というか趣味みたいな感じで勝手にやっていた練習方法として,ものまねを紹介しよう.
いや,紹介というほどのものではない.ただ単にそのまま身近にいる人や有名人のものまねをするだけだ.しゃべり方でも動き方でも.一人でできるし,上達すれば酒の席でいいネタになる.
ものまねがどうして演劇の練習になるのか?それは,実際やってみるとわかるかもしれない.ものまねというのは,うまく相手の特徴を読み取ることがまず大切である.クセや好きな言い回しなど,注意深く人間観察することによって,目が肥える.たとえば,ある人の怒ったときの顔をまねするとしよう.そのものまねを習得して他人に見せると,「ああ確かに〜さんは怒った時にそんな顔になるね」と,ここで相互理解が生まれる.怒った時に人がどんな顔をしているのか,わかったようでわかってる人ってけっこう少ないのだ.少なくとも少数の人が納得する一つの「怒った口調」を習得できたのだ.すごいことです.
次に,表現力の問題がある.人はそれぞれ顔も違うし声も違う.だから完全にものまねをするというのはきっと無理だろう.だけども,鏡の前で自分の動きをみつめる.何度もテープレコーダーで聞き直してある人の口調に近づける.こういう作業を繰り返し,自分のイメージと実際の表現とをできるだけ近づける.それがものまね.
ものまねのいいところ,それは答えがあるところ.演劇ではえてして答えのないことが多い.好みの問題で最高の演技なんて存在しない.これでいいのかなぁと思いながら演技することも少なくない.でもものまねははっきりとした目標が存在するのだからやりやすい.方法はいろいろあるけど答えは一つ,算数みたいな感じだ.
はっきりいって,役者の練習をするうえでものまねこそが最高の練習方法だと私は思っている.あらゆる人間のものまねをできるようになればそれこそ無敵じゃないですか!でも,ここで大切なのは,いい役者がいい芝居を作るのではないということですね.ここからはコミュニケーションと演出の世界なのでもっと演劇の奥深くに関わりますが,普段のお気軽パワーアップにはものまねは最適だと思います.
ちなみに偉そうに言っている私ですが,得意なものまねはクマのプーさんと森本レオで,今は日本語吹き替え版外人テレビショッピングにチャレンジ中です.嘘です.全然練習とかしてません.
2006.07.17 | | Comments(0) | Trackback(0) | 演劇論
エンターテイメントにおける「演劇」の位置づけについて考えてみる.ただし,ここでは特に舞台上でのパフォーマンスとそれを鑑賞する観客との関係において成り立つものを考える.つまり,ショーという意味であり,テレビや,観客参加型のイベント等は考えないということである.
そのようなエンターテイメントと呼ばれるものの中にはどのようなものがあるだろうか?コンサート,ミュージカル,ダンス,プロレス,コント,漫才,サーカス,そして演劇などいろいろあるだろう.しかし,そのどれもに共通する要素として,「見ていて,あるいは聞いていて楽しい,おもしろい」という点が挙げられる.観客が喜ばなければそれはエンターテイメントとして失格なのである.
観客は五感をフルに使って対象を鑑賞する.いや,味覚はあまり使わないかもしれないけれど.コンサートでは観客は主に耳から音の美しさを感じる.音に特化したエンターテイメント.ダンスでは人の動きのきれいさを目で感じる.漫才では主に言葉を聞いて頭でおもしろさを感じる.サーカスでは人間の身体能力のすごさを肌で感じる.
では,演劇とはエンターテイメントの中でも何に特化し,何を感じ,楽しむものなのか?あえて言うなら,演劇にはストーリーがある.そしてその登場人物の感情を心で感じるのだと言えるかも知れない.しかし私は,演劇は他のあらゆるエンターテイメントの総合であると思う.いろんな要素からおもしろさを伝えている.だから演劇は奥が深いのだ,私は大好きなのだ.
古来,人間の娯楽というのは,歌と踊りであったのだと思う.あとおいしいもの.テレビでよく見る原住民族なんかも,大抵歌と踊りで楽しんでいるものだ.だから人間というのは,生理的にきれいな歌と踊りで楽しさを喚起させられるものなのだろう.だから,演劇においても役者は気持ちよく声を出すべきであるし,気持ちよく動くべきだと思うのである.この点について追求したのがミュージカルなんだろう.
ただ,演劇というものは自然さをある程度重視する.日常的に歌って踊りながら生活している人はまずいない.だから演劇においても歌って踊ったりはあまりしない.でも,やはり気持ちいいセリフまわしは歌に通じ,気持ちいい動きはダンスに通じるものがあるのだということを心に留めておくべきだろう.
いや,そもそも演劇はエンターテイメントというだけではない.「芸術だ」,あるいは「表現の手段だ」という意見もあるだろう.もっともである.否定はしない.しかし,私はエンターテイメント性の強い芝居の方が好きだし,やってて楽しい.
演劇をやってる人らしく,ちょっと語ってみました.
2006.06.06 | | Comments(0) | Trackback(0) | 演劇論
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Author:PDo
23歳大学院生.趣味は演劇,最近ギター.研究もほどほどに,いろいろやりたいと思っている今日この頃.更新はかなり気まぐれかつ面倒くさがりなので気長にご覧ください。